中学受験における社会の学習とは

子供にとっても身近に接している社会科の科目も、いざ中学受験用の学習となるとなかなか興味が持てないようです。これだけの情報を整理して順序立てて覚えていくことは、とても大変なのです。

日能研や四谷大塚のテキストを見ると、5年生の前半で地理を学び、その後6年生になる直前までの半年間で歴史を一気に終えます。6年生になると公民分野へと入るため、次から次へと覚えなくてはならないものが出現してきます。特に歴史と公民は聞いたこともない言葉や人名が頻出するため、とても苦労することになります。志望校にもよりますが、概ね6年生の9月末頃までには全ての履修範囲を終了しなければ間に合いません。
最近の入試では様々な条件を組み合わせた問題が出題され”考える力”が試されますが、いずれにせよ「覚える学習」が中心になることは間違えありません。
つまり学習塾での授業だけでは学習量が絶対的に不足します。塾での授業は「説明」が主で、定着のための時間が足りません。自宅学習でしっかりと演習問題などで反復を繰り返し知識を確実に定着させましょう。

社会を攻略するポイントは地理分野にあると思います。とにかく夏休中に地理分野を完成させましょう。
5年生後半からはじまる歴史分野、6年生の公民分野は地理とは比べものにならないくらい情報量が膨大です。地理はしっかり終わらせておかないと、後で学習する時間がとれず思わぬ事態となります。志望校の入試問題の傾向で作戦は変わりますが、3分野ともバランスよく出題されるのであれば、地理は比較的得点しやすい分野ですから、しっかりと確実に得点できりょうにがんばりましょう。

またどうしても勉強時間の配分が社会までまわらなくなることがあります。時間がかかる国語、しっかりやらなければならない算数・・・・。どうしてもこの2科に勉強時間をとられてしまい、社会はおろそかになりがちで「後で一気に覚えよう」と油断していると、間に合わなくなってしまいます。

できれば算数・国語・社会・理科と4科を平均して1日の学習時間を確保したいものです。たとえ30分でも良いので社会の時間を取るとよいと思います。毎日続けることはとても大きな力になります。

分野別の学習法は左のメニューから項目を選んで下さい。

最後になりますが難解な地名、人名など社会用語はきちんと漢字で書けるようにします。せっかくの知識が無駄になりますから・・。


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科目別学習法




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