過去問の必要量は志望校により様々である

毎年のように出題傾向にバラつきがある学校は、何度も繰り返し解き直す必要は無く、逆に毎年同じような分野から出題される学校の場合は、その分野の対策を行うと同時に過去問も完全に解けるようになるまで反復したほうが良いでしょう。
また特に算数などは問題数が少ないため1問あたりの配点が高いのが一般的です。つまり取りこぼせない問題と、どうしても解けそうにない難問や奇問とを選別して結果的に合格点に届くかどうかという作戦を立てる必要があります。
時間をかけてじっくり考えるべき問題なのか、それとも思い切って切り捨ててしまうべき問題なのかの見当をつけるためには過去問は欠かせません。
毎年の出題傾向が予想がつきにくい学校の場合の過去問は、せいぜい2回程度やれば十分です。社会や理科などは間違えた問題を解き直し、しっかりと覚えればそれ以上はやる必要はありません。

但し大切なのは「毎年の傾向を探る」ことは必ず行って下さい。それは親が過去問の内容をよく分析し、傾向をつかむのです。大抵の場合は過去問の巻頭に出題分野の分析表や頻度が掲載されていますが、かなり大雑把な分類になっているため、もう少し細かな分野に区分けして見るほうがよいでしょう。
例えば「比」の問題でも「食塩水」なの「図形」なのか・・「速さ」なのかを見分けることです。差集め算でも、ごく基本的なものだけなのか・・他のどのような分野と組み合わせたものが多いのか・・などです。
そこまでの細かいチェックは学習塾では行き届きません。緻密な分析は家庭学習において、長期に渡り子供の学習深度をチェックしている親だからこそできることなのです。

中学受験 スポンサーサイト




中学受験 過去問 お役立ちリンク


学校別 過去の入試問題集

>>過去問検索--声の教育社出版(赤本)

 >> みくに出版  >> 教英出版

過去問の取り組み方

  • ブログパーツ