過去問はどれくらいの点数を目安にすればよいか

10月に過去問を解いた時、どれくらいの点数が必要なのかを考えてみます。
まず志望校の昨年度の「科目別合格最低点」を調べます。これは学校説明会などで配布される資料や学校のホームページ等に記載されています。

まず国語は短期的に実力を上げることが難しいため、この時点で合格最低点に達していることが理想です。また算数も同じくすぐに実力を上げにくいため合格最低点の9割程度が必要です。
逆に暗記的要素が強い社会と理科は8割
程度あれば大丈夫です。

4科目合計で85%が取れていれば2月の受験までに間に合いますが、逆に合計が7割以下となると、場合によっては志望校を見直す必要があります。
例えば国語が極端に悪い場合などは、短期間で成績アップが難しいため、他の科目でどれだけカバーできるかがカギとなります。また学校によっては算数と国語の2科の合計点でまず合格者を出し、ボーダーライン上にいる受験生のみ社会と理科を参考に合格者を決定する学校もありますので、注意が必要です。
少なくとも年内には合格最低点近くまで持っていく必要があります。


過去問は○月から○年分を○回解く!という法則は存在しません。@〜Bの目的を考えれば、必然的に答えは出るはずです。どうしても心配な方には「年内中に受験する学校の過去問2年分を1回は必ず解いて下さい」と言います。
6校受験する場合は4科×2年×1回×6校=48回(50時間程度)。
また第一志望校について、過去の出題形式が同じようであれば「5年分を解けるようにして下さい。回数は特に多ければ良いというものではありませんので、回数は特に指定しません。90点以上の正答率になれば終えて結構です」と答えます。こちらは30時間程度で終わるはずです。両方合わせても80時間程度ですから、毎日2科120分(60分×2)で取り組めば、40日で終了します。つまり10月〜12月にかけて行えば良いということになります。

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