熱血指導の早稲田アカデミー(通称:ワセアカ)

熱血な指導で高校生の大学受験で有名な進学塾ですが、中学受験においても近年急速に実績を積み上げてきています。何しろ開成中をはじめ御三家と呼ばれる中学に大量の合格者を排出しているのが注目されていて、年々合格者数は増えてきています。
また東進(ナガセ)が四谷大塚同様に株式を大量に取得しており、業界再編の中にあると言えます。
テキストは四谷大塚の予習シリーズをメインに授業が行われますが、この他にオリジナル教材や週末の特別講座などで補強し難関校への合格者を送り出しています。
四谷大塚は家庭で予習を行うことを前提に授業を行いますが、早稲田アカデミーの場合は、多くの進学塾のように授業の中で理解を深め、後に自宅で復習、定着を図る一般的な手法を採用しています。また四谷大塚のYTnetが受験可能なため、精度の高い偏差値を把握することができます。
いずれにしても四谷大塚の予習シリーズはとても優れたテキストなので、多くの進学塾でメインテキストとして使用されています。

大量の宿題をこなすためには工夫が必要

これは早稲田アカデミーに限ったことではなく、多くの大手進学塾は大量の宿題が出されます。授業を受けて帰宅してから、夜中の12時過ぎまで勉強するような過酷な日々が待ち構えています。しかし、忘れないで下さい・・・全ての子供が体力的にも精神的にも対応できるとは限らないということ。元々処理能力が高い、一部の優秀な生徒はどんどん宿題をこなし、益々成績が上がって行きますが、それ以外の生徒はまず全てをこなすことは不可能です。子供の性格や素質を真摯に受け止め、上手にコントロールしてあげるのが親の役割です。決して親の見得やエゴで、子供を犠牲にしないようにしましょう。

早稲田アカデミーテキスト

自宅学習では工夫が必要です。
大量に出される宿題の中には、過去に何度も解いたことがる問題も多くあります。簡単に解ける問題も多くあります。もう確実に解ける分野や問題は、最初から手をつけないことです。時間の無駄となるからです。「あともう少しで解けそうだ・・」という問題を取捨選択して宿題に取り組みましょう。自宅学習は苦手分野やミスのクセを見つけるのが大切なんです。繰り返す演習問題は塾の教室でもやりますから・・・。

早稲田アカデミーの場合は5週に1度の月例テストが行われますので、まずはこの月例テストの間隔である5週間を1期間として、学習スケジュールを立てましょう。
ここで成績が上がってくれば、生徒も自信と勇気がわいてきます。また5週間という短いスパンで目標を設定してあげることは、目先の目標に向かって勉強意欲が高まります。何ヶ月も・・・何年も先の目標なんて、小学生には遠すぎる目標設定なのです。

<早稲田アカデミーのメリット>
オリジナルテキストのダブルベーシックは四谷大塚の予習シリーズを補完し、多くの良質な演習問題が取り上げられています。宿題もここから出されます。
基本問題も取り上げているため、これを確実に解ければ大きな実力が付く点は、非常に魅力があります。

<早稲田アカデミーのデメリット>
元々が過負荷と熱血指導であるため、その雰囲気になじめない生徒がいます。また質問もしにくいという声も聞きます。一度、授業が解らなくなると、取り戻せないのも他の集団塾と同様です。
宿題が大量に出されますので、見極めが必要で、解法を覚えただけの学習になりがちです。
5年生後半から、早稲田アカデミーの宿題をこなす毎日となります。

<費用>
5年生
Sコース 2科目 27千円/月+年会費2千円/月程度
Sコース 理社  10千円/月+年会費2千円程度
 6年生
Sコース 2科目 28千円/月+年会費2千円/月程度
Sコース 理社 11千円/月+年会費2千円/月程度
この他、選択講座や6年生には特別講座も開講されています。

ワセアカで陥りやすいこと

大手進学塾の生徒の多くがそうですが、塾の週例テストや月例テストでは高得点がとれても、一般の模擬試験では全く偏差値が上がりません。これは、知識偏重の受験勉強が、応用力(難しい問題を解く力ではなく、違った角度から見る推理力やセンス)が乏しいのです。
これは塾のカリキュラム通りにテキストをこなしていればその単元は高い得点が取れますが、いくつかの単元の知識を組み合わせて解くような問題はお手上げとなるのです。
早稲田アカデミーも例外ではなく、弱点や欠点を個別指導してくれないので塾に任せっきりにしておくと、一部の優秀な生徒以外はこうした状態に陥りやすくなります。

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