しっかりとノートに書いて自分で解いてみる

算数の学習では、「問題を解く」→「答え合わせ」→「理解」という順で行うのが一般的です。正解であれば良いのですが、不正解であった場合、そこからの学習の仕方がその後の成績向上に大きく影響を及ぼします。

まず算数の問題を解く場合は、文章を読むことからはじめますが、自宅の勉強机にある、いらなくなった紙の余白に、ちょこちょこっと計算をして解答欄もしくはノートにその答えだけを書いている受験生を見かけます。算数では解答にたどり着くまでのプロセスが重要であり、その考え方がどうであったかを検証しなくてはなりません。
考え方が間違っていれば、たまたま正解であってもそれはマスターしたとは言えないわけで、他への応用もできません。特に不正解であった問題は、何が悪かったのかをその計算式を見て判断するしか無いため、必ず専用のノートにプロセス(計算式や図)を書いて残しておきましょう。それが後々大きな財産となるのです。

問題集は、まず初めに「例題」が載っていて、その例題を解くプロセスを理解してから基本問題や応用問題でしっかりと定着させていく構成になっています。この「例題」でも、最初から解法を見て理解をしていくのではなく、まずは自分の力で解いてみましょう。新しい分野なら、まず解けないはずですが、その後に解法を読むと「なるほど・・」とインパクトが強くなります。
また例題を理解しても「理解」と「できる」は異なるため、必ず類題をすぐに解いて試してみましょう。そこまでできて初めて練習問題に取りかかります。

練習問題を解いた後、不正解だった問題は必ずノートを読み返して、どのプロセスが間違えたのかをチェックします。普通はここで終了してしまいがちですが、チェックして理解したつもりになっていてはいけません。必ずもう一度「解き直し」をしましょう。必ずです。
日を置いて、もう一度繰り返すように解き直しをします。一番怖いのは「理解したつもり」になってしまうことです。

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