基礎問題が最重要な理由

中学入試はとても難しいというイメージがあります。現に昨年あたりは全受験生の合格率は75%とも言われており、4人に1人は受験に失敗しているのが現状です。幼い遊び盛りの小学生が何年も受験勉強をしてきて、それでも夢を叶えることができない生徒がいるというのは悲しいことです。これは「作戦ミス」だとしか言いようがありません。

そんな”中学入試は難しい”というイメージを払拭するお話をしましょう。
中学の入試は100点を取る必要は無く、概ね60%〜65%が合格最低ラインとなることは承知の通りです。中堅クラスの学校であれば全体の40%は基本の問題です。さすがに学校の教科書レベルというわけにはいきませんが、受験生が使うテキストであれば「確認テスト」や「基本問題」に載っているような簡単なものばかりです。
つまり基礎問題以外の、残りの20%強を得点できる実力を2年間かけて付けていけば良いのです。
受験に失敗してしまう受験生は、基礎がしっかりしていないにも係わらず、むやみに難しい問題を解く「解法」ばかりを塾で教えられてきた代償を払っているのです。理解ができてないまま、どんどん先に進んでしまう集団授業スタイルの進学塾ではよくあることです。定期テストで点数を取るために、どうにかこうにか「解法」だけは覚えて難を逃れる・・・こうしたことを繰り返した結果、基本問題すら解けない受験生になってしまうのです。

焦らずにじっくりと基本問題の「理屈」を理解しながら取り組みましょう。基本的な考え方を組み合わせたり、他の分野の知識と合わせて考えるのが応用問題です。
確かに難関校に出題される難問は、特殊な訓練が必要ですが、大抵の学校ではそういう勉強は不要です。むしろ、しつこいくらいに基本問題を反復するほうが受験には有利になります。

余談ですが、四谷大塚の予習シリーズの例題をマスターし、基本問題が90%くらいの正答率になれば、応用問題に手を付けていなくても全国の模試で偏差値は55程度出るようになります。それだけ基本問題をおろそかにしている受験生が多いという事でしょうか。
目先の難しい問題にウンウン唸りながらたった1問に時間を費やすなら、基本問題を5問復習したほうが合格に近づくのではないでしょうか。

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